4月14日(木)午後9時26分、熊本地方を襲った震度7の直下型地震は突然、発生しました。水や食事、赤ちゃんや高齢者、障がいのある方たちなど避難はどうしているのか5年前の東日本大震災の時を思い出し、気が気でありません。しかし、続いて起きた16日(土)未明1時25分のマグニチュード7.3の地震が「本震」だったというのです。震度6の地震が続発して起きる。そのたびに被害が拡大しています。断層帯の延長にある阿蘇山の動きも気がかりです。まだ大きな地震が起きる可能性があるというのです。福島県は津波、原発事故が重なりました。しかし、鹿児島川内原発は止めようとはしていません。
4月19日(火)日本共産党福島県議団は「九州地方地震救済と川内原発の停止、全原発の再稼働中止を求める申し入れ」を県知事に行いました。
1.関係自治体と連携して、救命・救援に万全の措置をとること。5年前の教訓を踏まえて、医師、看護師、土木技術職等の派遣を検討すること。国に被災者支援、二次災害や被害の拡大防止に全力集中を求めること。
2.県として川内原発を直ちに停止することを求めること。
3.原発事故被災県として全国の原発再稼働についても中止を求めること。
東大地震研究所平田直教授が4月19日毎日新聞「論点」で、次のように述べています。「日本には約2千の活断層があり、この内約100の主要活断層を評価している。今回本震が起きた布田川断層帯は30年以内の地震発生率は0~0.9%とされていた。
市民にとって重要なのは、今回体験したような強い揺れが日本中どこでも、生きている間に起こり得ると認識し、備えることだろう。」