「年金はどんどん下がるし、これ以上、医療費や保険料が上がると生きていけません」「1週間に1回デイサービスに行くとき以外は毎日、誰とも話をしない」「今後の事を考えると夜眠れない」「月6万円の年金でどうやって暮らしているのと聞かれる」高齢者の方たちの切実な声です。安心して年を重ねることができる社会にするために今何が問題なのか、どうすればいいのかが問われています。
福島県は原発事故からの「復興計画」に全国に誇れる健康長寿の県を掲げていますが、その具体化が見えてきません。国の進める方向は、医療・介護費用削減で「病院・施設から在宅へ」が強行され、在宅の受け皿がないまま早期退院が迫られます。行き場がないまま家族介護を余儀なくされています。施設入所の負担が重くのしかかり、社会的介護から自助努力・自己責任介護に逆行しています。
最近では介護施設での虐待や介護殺人などが報道され、高齢者の尊厳や人権が踏みにじられる悲しい事態です。
県の予算要望では①介護保険料・利用料の負担軽減を国に求め、県としても支援すること②低額年金でも入所できる介護施設の拡充を行い、特養ホームの待機者を解消することなどを求めました。安倍首相はトランプ大統領に兵器購入を約束しましたが、軍事費を削って暮らしにまわせ。福祉、教育、くらし重視の予算に、まず国の在り方が問われます。
11月19日(日)久保町内会の敬老会が開かれ、私たち夫婦も招待される側になりました。梁川町のオカリナクラブの皆さんの演奏を聴いたり、ご近所の懇親を深め、楽しいひと時を過ごしましたが、課題も見えてきました。