日本共産党国会議員団ふくしまチーム(高橋千鶴子、藤野保史両衆議院議員、岩渕友、吉良よし子、山添拓各参議院議員)が東京電力福島第一原発立地町の双葉町、大熊町の現地調査に入り、福島県議団も同行しました。
双葉町は面積の96%が帰還困難区域で全町避難が続き、2022年春に一部(特定復興再生拠点区域)が避難指示解除の予定です。伊澤町長は「7割の住民が避難先で住宅を再建している中で、安価な家賃の町営住宅をつくるなど、町と避難先の2地域居住を進めたい」など、これからどのように町の復興を進めるかについて、現状と課題を語り、国への要望など率直な懇談が行われました。
双葉町は住宅の解体工事もなかなか進まず、草木に覆われて、朽ちている住宅や林のようになっている田畑が延々と続く、人が住まなくなった地域の姿を目にし、やりきれない思いで胸がいっぱいになりました。。周りが中間貯蔵施設になっている役場庁舎の扉を案内の職員が開けると,かび臭いなんともいえないにおいが鼻を突きます。書類が散乱し、イノシシがここまで入り込んでいることが確認できました。
大熊町の新しい役場で副町長と懇談をし、イチゴ工場などを見学しましたが、復興への道のりはまだまだ課題が大きい、国会でも、県議会でも被災自治体、被災者の声をしっかり届ける決意を新たにした調査でした。