あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

台風19号、伊達市・伊達郡内でもかってない被害、県へ被災者支援など緊急要望

 台風19号は、福島県内でも広範な地域に被害をもたらしました。13日(日)14日(月)早朝から伊達市伊達郡の議員団の皆さんは、被害状況の把握と被災者の皆さんへのお見舞いで地域内を駆け巡りました。私も大橋さおり県政対策委員長も同行しました。15日(火)はいわき市の調査に入っていた岩渕友参議院議員梁川町の塩野川の溢水で大変な被害を受けた現状を調査しました。

 「こだごとは初めてだ」「これからどうしたらいいべ」「水路も壊れ、米も土砂をかぶって、来春まで作付けどうすっか」など皆さんから切実な声が上がっています。まだ、全容が把握できない状況がありますが、これまでの調査を踏まえて、県知事へ緊急要望を行いました。日本共産党福島県救援対策本部・福島県議団、また、日本共産党伊達市伊達郡委員会としても1.激甚災害の指定を国に求めることをはじめ、2.住宅浸水被害への特別の支援など20項目の要望書を提出しました。

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桑折町の被害調査

川俣町、1件は広瀬川に流され、もう1件は茶の間が広瀬川に落ちて流され、このようになってしまいました。

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台風19号、伊達市・伊達郡も8.5の時よりさらに甚大な被害

 10月13日(日)朝から被害の状況とお見舞いで伊達市内を駆け巡りましたが、床上浸水や二階まで水につかってしまったところなど大変な被害になっています。

 私の地元の久保町内でも床上浸水が発生しました。こんなことはかってなかったことです。床下浸水の所でも床下に入った泥のにおいが強くて大変です。床下であっても、駐車スペースに置いた自動車がだめになってしまったり、思わぬ被害に直面しています。かってない被害になっているのが梁川町、ベニマルから北側が地域ごとすっぽり浸水し、二階まで水にくぐってしまい、ボートで避難した方など、かってない被害です。

 梁川町五十沢は通行止めで行くことができず、山舟生は、通行止めが夕方になって解除され、アジサイ祭りが行われる集会所までたどり着くことができ、集まっていた市議会議員や部落の方に話を聞くことができました。土砂崩れで住宅の被害が4件あったことを伺いました。保原町古川の床上浸水、大泉の東根関の溢水で床上浸水になったところを伺いました。

 避難所になった、保原町中央交流館、梁川町中央交流館、寿センター、大関交流館で話を聞きました。保原町では段ボールベットが使われていました。寿センターの食事は、赤十字の皆さんの支援もあり、これから山菜おこわをつくり、暖かいものを提供することになっているとのことで、東日本大震災の時などの教訓は取り入れられている面もあると思いました。

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 右側に梁川町ヨークベニマルがある坂道ですが、浸水で通行止めです。

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 保原町古川、加藤ニットさんのところ、橋の欄干にごみが付いています。ここまで水が来た証拠です。10月13日(日)朝

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県予算はイノベ優先ではなく、県民生活応援を

 10月3日(木)今期、県議会最終日、2018年度決算の討論に立ち、以下4点の問題を理由に不認定の討論を行いました。

 ①他県の原発再稼働にはものを言わず、原発ゼロを求める県民の願いに応えていない。②予算はイノベーション・コースト構想関連事業が優先され(ロボットテストフィールドなど大型事業)、悪化する県民生活への対応が不十分である。③新たな県学力テストで子供たちをさらなる競争にさらし、また、生徒を序列化する県立高校の統廃合計画を策定したこと④職員の超過勤務、長期の病気休暇の要因となっている職員不足への取り組みが不十分であることを指摘しました。

 私は、県民の思いに立つ議員かどうか県議としての真骨頂は採決の時に問われるといってきましたが、伊達市伊達郡の願いを届けるために、日本共産党議席を何としても大橋さおりさんへ引き継がなければと改めて、強く思いました。農林水産常任委員会に「新規就農者への支援の充実を求める意見書」が提出されました。国の予算が削減され、困っているので、就農を希望する新規就農者が十分な支援を受けられるように求めるものです。伊達市伊達郡選出の自民党県議は採択せず、「継続」にする発言をしました。日本共産党の宮川県議は「深刻な後継者不足が心配されている時に、採択すべき」との発言をし、継続は否決され、本会議でも全会派一致で採択となりました。

 国言いなりの県政から県民の命と暮らしを守る県政へ、県政の在り方が問われる福島県議会選挙はいよいよ目前です。大橋さおりさんの当選へご支援をどうぞよろしくお願いします。

 

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