あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

北海道・東北ブロック教育キャラバンに同行

 

 7月27日(水)教組共闘 北海道・東北ブロック代表の皆さんと福島県への要請行動にご一緒しました。「高校生・青年の修学・進路保障、震災からの復興対策を求める要請書に対する県の回答を受けて、質疑、意見の交換を行いました。約1時間で、時間が足りませんでしたが、高校生・青年の修学保障に関する①教育費無償化へ向けての対策について、青森県では県単独事業として、制限があるものの、上限100万円の奨学金制度の創設(100人募集)、秋田県、長野県でも具体的な制度創設が紹介されましたが、福島県でも具体的に踏み込んで事業を実施してほしいと思います。全国ワースト2位の学校耐震化の早期実現や、被災地校へのカウンセラーの常駐配置など課題山積です。「日本一子どもを生み、育てやすい福島県」にするスローガンをもっと見える姿で示すことを具体化すべきと思いました。

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いのち耕す人々ー山形県高畠町有機農業に取り組む農民の実践をまとめた映画会

 7月25日(月)避難指示が解除された小高町で有機農業映画祭が開かれました。

 30年以上にわたって有機農業に取り組んできた山形県高畠町の皆さんの取り組みに感動しました。お金では測れない豊かさが伝わってきます。

 都会から多くの若者や市民が高畠町を訪れ、農作業を体験し、都会では実感することのない生命との交換に感動して帰っていくことなど、高畑の取り組みを初めて知りました。水田の航空散布に反対した時の取り組みなど貴重な映像を見ることができました。

 小高町原発事故後、何度か訪れましたが、今回中心通りを通り、すっかり変わってしまい、戸惑いました。日本国憲法の草案をつくった鈴木安蔵さんの親せき「鈴木薬局」の場所は見つけられませんでした。櫛の歯が欠けたように空き地が目立っていました。会場でお会いした知り合いの方は「小高に帰ることにしました。いろいろやることが多く、具合が悪いのが治りました。」との声でした。「周りが帰らないので、不安もあり、寂しい」との声も。これから、一歩、一歩ですね。帰りに「オリーブの木」をいただきました。

新しくできた杉材の香りがプンプンするとても素敵な施設ですー障がい者や認知症の高齢者などのケアを行う「ひまわりの家」

 7月25日(月)相馬市議の村松恵美子さんの案内で、新しくできたグループホームえすぺらんさあを見せていただきました。杉材の香りがし、窓の外には田んぼの緑色の稲が風にそよぐ風景が広がっているとても素敵な施設です。9人分の個室があり、各部屋から真ん中のホールの様子が感じられ、ホールのテーブルを囲んで談笑することが多いとのことです。畳に座っている人などゆったり時間が流れていくようです。 職員の方からはこのような施設が維持できるように介護給与の引き上げをぜひ実施するよう要望してほしいとの声が寄せられました。

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やってもいないのに犯人にされて罪を着せられる、えん罪事件救援活動に取り組む国民救援会、秋田県大仙えん罪事件の救援を

 7月24日(日)国民救援会第9回伊達支部総会が開かれました。9年前に”弾圧と闘う拠点に”と24名で伊達支部が結成されてから倍以上の会員数で総会を迎えました。

 当日、はるばる、秋田県から事務局長の島田宗雄さんら3名の方が来られて、「大仙えん罪事件」についての講演がありました。

 2006年、大仙市大曲の用水路で4歳男児が死体で発見され、母親が逮捕、懲役14年の判決を受け、服役中です。。母親はわが子を殺したという自供後、突然、交際相手だった畠山博さんからの指示で、子どもを用水路に投げ込み、窒息死させたと罪を畠山さんに着せたのです。3日間、ホテルに閉じ込められて、自白を強要され、その苦しさから逃れたい一心で自白をしてしまい、懲役16年の判決が確定され、服役を余儀なくされています。科学的裏付けは一つもなく、有罪の決め手は自白のみです。

 仙台の筋弛緩事件、守大助さんの時もそうですが、新聞やテレビなどマスコミは警察や検察の捜査発表をうのみにした報道です。話を聞いてみて、初めて事件の状況が分かりました。やってもいないのに、話がつくられて罪をかぶせられる。松川事件を経験した福島県民としてもえん罪事件は許されないと怒りを覚えます。えん罪事件に皆さんのご支援を。

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 秋田県のみなさんへ支援金と桃の贈呈

 

 

新たな展望を開いた参議院選挙、新たなスタートです。

 参議院選挙、大変ご苦労様でした。日本の命運がかかった歴史的な選挙でした。歴史上初めて、市民連合と野党が共闘して選挙戦を戦い、全国32の一人区の内、11選挙区で勝利しました。(3年前は野党勝利は2議席のみ)東北6県の内、秋田以外の5県で野党統一候補が勝利しました。安倍総理が3度も足を運んだ激戦区の福島県で、ましこ輝彦さんが自民党の現職閣僚に勝利した意義は沖縄県とともに大きいものがあります。

 そして、比例代表選挙で、全国の目標には届きませんでしたが、いわぶち友さんを当選させることが出来、33年ぶりに福島県日本共産党国会議員を誕生させることが出来ました。

 しかし、全体的には改憲勢力が国会の3分の2を占めました。安倍総理は「アベノミクスは信任された」と勢いづき、衆参両院の憲法審議会で論議を進めると言っています。私たちはあらたなスタートにたちました。戦争する国づくりを許さないために、自民党憲法草案を学び、平和を守る力をさらに大きくして、行きましょう。