7月25日(月)避難指示が解除された小高町で有機農業映画祭が開かれました。
30年以上にわたって有機農業に取り組んできた山形県高畠町の皆さんの取り組みに感動しました。お金では測れない豊かさが伝わってきます。
都会から多くの若者や市民が高畠町を訪れ、農作業を体験し、都会では実感することのない生命との交換に感動して帰っていくことなど、高畑の取り組みを初めて知りました。水田の航空散布に反対した時の取り組みなど貴重な映像を見ることができました。
小高町は原発事故後、何度か訪れましたが、今回中心通りを通り、すっかり変わってしまい、戸惑いました。日本国憲法の草案をつくった鈴木安蔵さんの親せき「鈴木薬局」の場所は見つけられませんでした。櫛の歯が欠けたように空き地が目立っていました。会場でお会いした知り合いの方は「小高に帰ることにしました。いろいろやることが多く、具合が悪いのが治りました。」との声でした。「周りが帰らないので、不安もあり、寂しい」との声も。これから、一歩、一歩ですね。帰りに「オリーブの木」をいただきました。