1月5日(木)伊達市商工会が主催する伊達市賀詞交換会が開かれました。会場の皆さんとの交流では「先日は街頭から声が聞こえました。月舘に来ていたんですね」「今日新聞に入ってきた保原町9条の会の戦争体験を語るチラシ、自分は学徒の経験もあるけど、戦地にも行っている」「戦争体験を語れる人がますます少なくなってきています。ぜひ語ってください」「戦争する国だけはストップをかけましょう」「やっぱり、共産党にがっばってもらわないと」と期待の声が寄せられました。
日本の行く末が問われる大事な年が始まりました。-伊達市・伊達郡一周新春街宣
新年おめでとうございます。
昨年は年金カット法案、TPP,カジノ解禁法と次々と数の力で強行採決を行った安倍政権。あきれるばかりの安倍暴走政治の中で新年を迎えました。
戦後の歴史の中で最も重要な分岐点に立たされている日本。再び戦争する国にするわけにはいかないでしょう。憲法改悪許さない力をしっかり築いて、未来を拓く年にいたしましょう。
野党と市民の共闘で政治の変革を
昨年の参議院選挙、最激戦区の福島選挙区で、自民党の現職閣僚を破り、益子輝彦さんを当選させることができました。そして、比例代表で日本共産党の岩渕友さんを国会に送ることができました。
岩渕友さんは、「当選6か月で堂々たるものだ」とマスコミの方たちも驚くほどの活躍で、原発事故で苦しんでいる福島の声を届けて大奮闘です。益子輝彦さんとともに福島の復興と再生を目指して奮闘する議席は福島の希望です。この市民と野党の共闘をさらに進める年へ力を合わせましょう。要の日本共産党は1月15日から第27回党大会を開きます。党を大きく、強くする大運動を成功させて、大会を成功させましょう。
2日には伊達市・伊達郡一周新春街宣を行いました。川俣町は恒例の新春街宣を町で取り組みます。最初は川俣町の遠藤、石河町議、渋谷、菅野、斎藤の4人の農業委員、支部の皆さんと一緒に絹の館、道の駅前で訴えました。
12月県議会、第二原発廃炉意見書全会派一致で可決、南スーダンPKO撤退は共産党、民進党・県民連合が一致
12月6日から21日まで開かれた12月県議会は国会での南スーダンへのPKO派遣、TPP承認、年金切り下げ、カジノ法の強行採決と安倍暴走政治が、やりたい放題の中で行われました。今議会の特徴は11月22日の地震による福島第二原発3号機の冷却停止やその後のトラブルを受けて、第二原発廃炉を求める意見書が全会派一致で採択されたことです。南スーダンPKOから自衛隊の撤退を求める意見書は日本共産党と民進党・県民連合が一致し、賛成しましたが、自民党、公明党、未来ネットの反対で否決されました。
日本共産党は代表質問吉田県議、一般質問宮本県議、議案への討論を神山県議が行いました。21.5兆円に膨らんだ原発事故収束への費用を国民に回さず、東電の責任を明確にさせることを求めることをはじめ、全国最下位レベルの学校耐震化・トイレの洋式化の促進、全国最下位の信号機の更新・増設の予算の増額、横浜市に避難した児童のいじめであらわになった避難児童へのいじめ問題、貧困問題、国保広域化によるペナルティ廃止、賠償問題、側溝土砂の除去など切実な問題を取り上げました。
「県立聾学校」の校名を「支援学校」に変更することが口頭でPTAや同窓会に示されたのは10月半ばです。十分な説明も、関係者の合意もされないものを決定するのは拙速すぎる。聾という言葉は困難に立ち向かってきた歴史でもあり、誇りを持っている聾の言葉を失くさないでほしいと反対の声があがりました。日本共産党は修正提案をしましたが、約50人の傍聴者が見守る中、日本共産党以外の賛成で校名変更が決定されました。関係者の皆さんの声が通らず、悔しい限りです。
伊達市への大型商業施設の出店計画については県は「県北都市計画区域マスタープランを踏まえ、周辺市町村等の意見を聞くとともに、都市計画法などの関係法令に基づき適切に対応」と述べました。
日本共産党県議団が5人の交渉会派として、県民の皆さんの切実な声を届けて奮闘した1年でした。この党をさらに大きくし、安倍内閣打倒へ市民と野党共闘の新たな時代を前進させてまいりましょう。今年も大変お世話になりました。良い年をお迎えください。
12月県議会閉会―県立聾学校の校名変更の話が出てからわずか2か月間、関係者が見守る中、我が会派の反対のみで採択。悔し涙がこぼれました。
12月21日(水)12月県議会が閉会しました。今議会は我が会派の吉田英策議員の代表質問の「経済的徴兵制」の削除問題が起きました。議会運営委員会では共産党以外の会派が自民党の「削除」に賛成をし、議長預かりとなっていました。
今日の議会運営委員会での議長説明の概要は次の通りでした。ー15日、16日の二度にわたって、「経済的徴兵制」は唐突であり、文言が議会にふさわしくないことなどで吉田議員に取り消しを求めたが、自ら取り消しは認めないので、誠に遺憾であるが、今後、言葉の取り扱いに気を付けるとのことであるので「注意」とした。
議員の発言を取り消す場合は①本人の取り下げ、②本人が取り下げない場合は議長命令で取り消すという方法になりますが、議長の「注意」ということになりました。もし、取り消しということが出された時は①「経済的徴兵制」の題名で出版もされている②昨年8月26日国会で山本太郎議員が「経済的徴兵制」を取り上げた質問をしている③富山県議会、奈良県議会の議事録にも乗っているなど社会的にも使われている言葉であり、自由闊達に論議をする本議会の良き伝統を汚すことになりかねないことを発言しなければと思っていました。
もう一つは県立聾学校の校名変更についてです。10月に話が出されてから、わずか2か月間、この間、同窓会やPTAなど、拙速に決めないでくれとの反対の行動が広がりました。聾との言葉には差別と闘ってきた歴史が込められており、誇りを持っている。聾の言葉を失くさないでほしいとの声で全国でも29都府県50校が何らかの形で校名に残しています。この問題では吉田県議が修正案の提出理由を述べ、神山団長の反対討論で住民合意の取り組みと県の障害児教育の姿勢の問題から取り上げました。しかし、反対は結局、日本共産党だけで、強権的なやり方で聾の言葉は消されてしまいました。このような県議会のやり方、実態に悔しい思いがこみあげ、涙が流れました。
今議会で特筆すべきは「第二原発廃炉」が全会派一致で採択されたことです。今日の民報新聞では東電石崎副社長が第一原発の廃炉の後方支援の役割で第二原発は当面は存続との考えを示したとのことですが、挑戦的だと思います。8割を超える県民世論にも背くものです。石崎氏が説明している福島第一原発で生じた汚染水を入れるタンクの組み立て作業とか放射性物質を含む土が海底から舞い上がるのを防ぐ「被覆土」の製造とか作業服の洗浄などは廃炉を明確にしてもできることではありませんか。
宮本県議が決算の反対討論を行いました。ヤジが聞こえましたが、そうであれば、賛成討論をしっかりやるべきではないでしょうか。