あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

2月県議の政調会2日目 -児童虐待の届け出数(警察把握)が前年度から442人の増

  1月16日(月)2月県議会2日目の政調会が開かれました。

危機管理部、生活環境部、商工労働部、観光交流局、農林水産部、教育庁、警察本部との質疑を行いました。

 驚いたのは警察本部の重点目標第1の「犯罪の起きにくい社会づくり」のところで平成28年度のストーカー233件(前年比32件増、15,9%増、DVは692件(前年比20.8%増)、児童虐待は573人(前年から442人増)と大幅に増えていることです。この社会的背景を見なければならないと思います。

 原発に代わるエネルギーが化石燃料を使う火力発電所であるなどCO2を増やすことで進めようというのは世界の流れに逆行することで県政の大問題です。安全な再生可能エネルギーを爆発的に進める取り組みこそ求められています。

 

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戦後72年の平和な年月をどう考えるのか、我々の責任が問われている

 1月15日(日)あいにくの大寒波、雪が降る中、保原町9条を守る会の再開のつどいが開かれました。87歳を迎えた元中学校校長の佐藤寛先生が「学徒勤労動員の思いで」を語りました。昭和19年10月18日、保原中(現保原高)の3年生138人は横浜市の日東化学工業と三菱横浜造船所に動員されました。育ちざかりの少年には雑穀ばかりの食事は切なく、いつもおなかがすいていた。肥料となる硫安作りをさせられ、硫安の原料を素手で扱う仕事もあり、服は穴だらけ、手の皮は溶け、指紋がなくなっていた。米軍の空襲は激しくなり、横浜からは東京の空が赤く染まるのが見え、工場近くの川には、焼けただれ水で膨らんだ死体が毎日のように浮いていた。福島県教育課は引率の先生に帰校の指示を出したが、神奈川県の学務課と工場は許可をおろさなかった。先生たちは生徒の命を守らねばと独自の判断で帰郷を決行した。昭和20年4月28日は保原に戻ってきたのではなく、逃げ帰ってきた日です。もっと語りたい、聞きたい話でしたが、先生は最後に「大きな反省のもとに日本は新しい憲法を作り、今日まで来ました。72年の平和な年月をどう考えるのか。我々の責任ではないか。バカな戦争はこれから絶対にやってはならないことを申し上げて、話を終わります。」と結びました。

 あぶくま法律事務所鈴木雅貴弁護士からは憲法とは何かについて、わかりやすく話をしていただきました。二度と戦争をする国にさせないために、憲法9条守る輪をさらにひろげましょう。

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避難の実態をより具体的に把握することの大事さを改めて痛感―第104回復興支援フォーラム

 1月12日(木)第14回福島復興フォーラムは「広域避難の現状と課題について」福島連携復興センターの広域避難者支援チーム、佐藤宏美さんが話をしました。

 福島は原発事故後丸6年になろうとしています。いまだに県外避難約4万人を含む約8万人が避難生活を強いられています。避難者の登録をしない限り、どこに避難しているのかもわからない現状ですから、避難の実数は正確には把握できていない現状です。自主避難の場合は母子避難も多く、経済的に困難を抱えている人たちも少なくありません。山形県に調査に行った時も、3月末で住宅支援が打ち切られれば路頭に迷う人が出るだろうという話が出されました。山形県は無料の50戸の公営住宅を準備することを明らかにしていますが、佐藤さんは自治体による支援の格差は大きいと指摘をされました。

 避難をした子どものいじめ問題も明らかになっていますが、9日(月)にNHKで放映された原発事故から4年目、5年目の避難者の自殺者が増えている特集は深刻な内容でした。宮城県岩手県との大きな違いです。特に、川内村で避難解除されてから、いち早く故郷へ戻り、コメ作りを再開して復興へ頑張ると張り切っていた30代の若いご夫婦が、二人で自ら命を絶ってしまったことには強い衝撃を受けました。復興へ、希望を持って励むことができるよう、復興への支援の在り方が問われていると思いました。

 

 

新年の書初めにそれぞれの思いが込められていて見事です。-障害者の就労支援B型施設ボネールの新年会。

 1月10日(火)保原中央交流館でボネールの新年会が開かれました。正面にはスタッフとメンバーさんの書初めが張り出され、それぞれの思いが語られました。新年にあたっての各自の思いが率直に語られて素敵でした。わたしは「知は力」と書きました。自分が生きている社会がどんな社会なのか丸ごと知ろう。どうすれば、安心して生きていける社会にすることができるのか。みんなと学びながら、進もうという思いを込めました。

 私は覚えたての手品を披露しました。資本主義社会の格差社会で収入・所得も格差があります。短い紐(年収2百万円以下)、中くらいの紐(年収5百万円ぐらい)、長い紐(年収1千万円以上)を格差をちじめる努力によって同じぐらいの収入、3本の紐の長さを同じにする手品です。成功でした。

保原町生活と健康を守る会、力を合わせて、今年もがんばりましょう。

 1月8日(日)保原町生活と健康を守る会の新年会が富成公民館で開かれました。古関会長に続いて、佐藤八郎県連会長と顧問の私が挨拶をしました。生活と健康を守るため、力を合わせ、政治の大元を変える年にしましょう。保原町の生活と健康を守る会は亡き紺野清さんの指導で結成され、税金の申告活動などに取り組み、100世帯を超える会として発展してきました。税金はごまかしではなく、制度をしっかり学びあって、当然の活用を実施して、正当な税金申告に取り組んできました。知らないばかりに損をすることがないよう、みんなで学んで賢くなる取組でもあります。さらに仲間を増やし、一人ぼっちで悩む人がないよう今年も展望を持って取り組みましょう。

 今年も古関会長が飾ってくれる花木が見事でした。