あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

避難指示解除から半年、川俣町山木屋仮設を訪問

 9月16日(土)川俣町農村広場の山木屋仮設を訪問しました。山木屋仮設は200棟に380人が入居していましたが、今残っているのは30世帯です。その日も引っ越し作業が見られました。他町に家を作って山木屋には戻らない人などそれぞれの道を選択しています。山木屋に戻っても、高齢者がほとんど、周りもほとんどが帰らない所でたった一人で暮らすのはさみしくてたまらないと嘆く人など復興への道はまだ先が見えません。

 山木屋に「とんやの里」が開所しましたが、高齢者はそこまで買い物に行く足がない。幸いに車で御用聞きに来てくれるところがあり、それを待っている。比較的、放射能を心配せずに作れる花の生産などが始まったけれど、勝手のように農作物を作ることもできず、6年も作らないでいたので、年を取ってしまうと作ろうという意欲もなくなってしまう。「山木屋の未来を考える会」などをつくって、みんなでああでもない、こうでもない、あんなことはどうだろうと語り合ってみるのも必要ではなど、懇談を行いました。

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避難は原発事故が原因です。国は避難者を見捨てずに、最後まで寄り添った支援を

 9月19日(火)県議会開会日ですが原発事故被害者団体連絡会(ひだんれん)の皆さんが要望に来られました。福島県は3月末で避難指示区域外避難者の住宅支援提供を打ち切りました。命綱であった住宅の無償提供が打ち切られたことにより、様々な問題が表れています。◇精神的に追い詰められての自死。◇頼るところがなくホームレス状態になる。◇病気になり仕事ができないうえ住宅打ち切りで困窮。◇転居費用、礼金敷金が払えない。◇打ち切り後生活保護を申請するも、大学進学のためにためた貯金を理由に却下される。◇打ち切り後困窮し生活保護を申請するも、障害児の送迎用の自家用車保持を理由に却下。◇癌になった医療費が払えないなど、数多くの事例が発生しています。原発事故がなければ県内で普通に暮らせたのに、避難先での生活困窮から、不自由な暮らしを送らなければならないのは余りにも理不尽です。国は原発事故を起こした責任を取るべきです。県は県民と一緒に国に要求してほしい。

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臨時国会冒頭解散濃厚ー歴史的チャンス、安倍政権退場に総決起しよう!

 安倍首相は28日(金)召集予定の臨時国会冒頭で、衆院解散を行う動きが濃厚です。

今回の解散は、「加計・森友学園疑惑隠し」を狙ったもので、究極の党利党略、権力の私物化であり、憲法違反の暴挙と言わざるを得ません。しかし、安倍政権による国政私物化と憲法を壊す政治に対する国民の厳しい批判と東京都議選での歴史的惨敗など、国民の世論と運動によって追い込まれた結果でもあります。安倍政権を退場させる歴史的チャンスをものにするため、勇躍して総決起しようではありませんか。

 

農林水産常任委員会県外調査二日目、三日目

 9月6日(水)二日目は木質バイオマス発電所、土佐グリーンパワー株式会社を視察。高知県産の未利用材100%で破砕から発電まで一体型発電所を銘打っています。送電出力は5,650KW,年間送電量は4,000万KWH   、年間11,000世帯分の電気を発電しています。

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 午後は徳島県議会でGAPの取り組みについての説明を受けとくしまマルシェについて現地の取り組みを視察しました。

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 三日目はため池が日本一多い淡路島における保全の取り組みとため池に浮かばせている太陽光発電のため池ソーラー発電所を視察しました。

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2マイクロとか放射線量の高い所があるよ。フォローアップ除染必要だねなど、日本共産党語る集いの声

 9月10日(日)霊山町で「日本共産党と語る集い」が開かれ、佐藤きよじ市議と参加しました。霊山神社の鳥居からさらに道を上ったところ、山下さん宅で開かれました。

 リフォームも自分たちで行った部屋で、机も椅子も手作りの香いっぱいです。貴重な日本はちみつに取り組んでいる地域です。日本はちみつは環境のバロメーターと言われます。きよじ市議も会員ですが、今年は蜜がほとんどとれなかったそうです。

 

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福島県内3野党への申し入れを決議・ミナセン集会 衆院選でも市民と野党の共闘をーこの道こそ安倍政治退場の道

 衆議院選挙でも市民と野党は共闘を、野党共闘を求める第4回県民集会」が10日(日)二本松市男女共生センターで開かれ270人が参加しました。

 加計学園森友学園問題など安倍首相夫妻の国政私物化疑惑の未解明問題や2020年改憲発言、市民の行動を広範囲に監視し、刑法の対象とする「共謀罪法」を参院法務委員会を開催せず強行するなど暴走を続ける安倍政治の退場を求め、平和と民主主義を守る政治を実現させようの声が強まっています。この声にこたえる道は「市民と野党の共闘」です。■昨年の参議院選挙、東北6県では野党統一候補5人が当選(福島は増子輝彦氏)■新潟県知事選挙、原発再稼働反対の米山隆一氏当選。■山形知事選挙吉村氏当選(3選)と実証済みです。この流れを衆議院選挙でも実現させましょう。

 当日は元シールズメンバーの千葉泰真三が講演を行い、野党3党からのメッセージが読み上げられ、野党共闘政策が確認されました。1.安全保障関連法、「共謀罪」法の廃止 2.日本国憲法の尊守。安倍政権の下での憲法改悪反対 3.原発事故による被害の回復。福島の切り捨ては許さない。復興と県内原発の全基廃炉の実現 4.格差拡大の是正。社会保障・福祉・教育の充実

 この勢いを強め、野党統一候補を実現させましょう!