母乳の放射能検査を無料で福島県内でやってほしい!との要望が出されたのは県議会選挙の直前に行われた霊山町中川で開かれた”つどい”でした。「母乳で育てたいと母乳を飲ませているうちのお嫁さんの母乳は大丈夫なのか、家族で心配をしている。県に問い合わせをしてもあちこちたらいまわしのすえ、県内ではできない。茨城県に行けばできる。費用は一万円」といわれたというのです。私が県に問い合わせをしたところ行き着いたのが神奈川県鎌倉市の研究所で、クール宅急便で送ってもらえばできる。費用は1万5千650円とのことでした。少しでも内部被ばくを避けて子どもたちを育てていくために自分が子どもに飲ませている母乳が大丈夫なのか検査をしてほしいという切実な思いにこたえるのは被曝県となった福島県で当然やるべきことではないか。安心して子供を産み育てることができる福島にするために必要なことではないか。私は早速、翌日の11月9日に佐藤雄平知事に「母乳の放射能検査の県内実施体制確立を」の緊急申し入れを行いました。そして選挙戦に突入しました。選挙後の初議会の一般質問で宮本しづえ県議が質問し、再質問、再々質問で実施を迫りました。1月13日、16日に開かれた2月の予算議会を前にした県議会政調会で来年度から母乳育児の相談を行い、希望者には無料で母乳検査を実施することが明らかになりました。要望がまたひとつ実現しました。あきらめず声をあげていきましょう!