映画「約束」の試写を見る機会がありました。三重県名張市葛尾地区で発生した名張毒ぶどう酒事件の映画化です。5人が死亡した毒物混入事件で容疑者とされた奥西勝さんが死刑判決が確定し、冤罪事件として日本弁護士連合会が支援している再審事件です。事件当時の若いころの奥西勝さんを山本太郎さん、その後を仲代達也さん、奥西さんのお母さん役をききキリンさんが演じています。自白をさせられ、犯人にされていった過程、無実を訴え続ける奥西さんのたたかい、無実の者の人権を守るために人生をかけて支援する人々、無罪判決が出されながら、有罪に代わってしまう。執拗に犯人に仕立てようとする権力体制。次々と襲いかかる困難に屈することなく立ち向かう人々。その生き方に大きな勇気と感動をもらいました。私たちは理不尽なことを許さず、闘い続けます。福島フォーラム上映は5月25日から31日までの短時間なのでお見逃しなく。多くの皆さんに見ていただきたい映画です。