あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

被災地で学ぶホンモノの地方自治―今年、仙台開催の自治体学校に参加

Dsc00053_2

 

7月26日から28日まで仙台国際センターで開かれた第56回自治体学校に伊達市議団と一緒に参加しました。自治体学校は、取り巻く情勢と地方自治の課題について原点から、基本的なことを学ぶことができる場として、可能な限り、出席してきました。今年は東北で初めて、被災地仙台開催となりました。日本は「災害の時代」に入ったといわれていますが、持続可能な国土と地域社会をつくることが求められている時、「みんなが先生、みんなが生徒」で自自体を巡る様々な問題点を熱く語り合う場です。

全大会記念講演は杉原泰雄一ツ橋名誉教授の「多重危機」の中で考える日本国憲法地方自治、リレートークは馬場有浪江町長の原発災害の現状と自治体の役割、岩手県大槌町長寿課地域包括支援班岩間純子主任主査の地域の中の保健師河北新報社報道部小島直広震災取材担当デスクの日常を取り戻すために 日常を失わないためにでした。それぞれ、自ら体験した厳しい現実を踏まえて、課題と教訓を語ってくれました。

Dsc00057_2

Dsc00066_2

 翌日の分科会は私は「結城登美雄さんとともに鳴子の米プロジェクトと地域おこしを学ぶ」に参加しました。農家に1表1万8千円の生産費を保障して、山間地農業と地域に希望を与えている取り組みです。参加してみてわかることがたくさんありました。

 「雪むすび」(コメの品種、餅とうるちの間)のおにぎりがおいしかったこと。鳴子温泉郷はいくつもの温泉からなりたっていること。私たちが宿泊したのは赤湯温泉、重層泉でした。夜の食事と懇親会は大沼旅館の離れの館、太い丸太組の見事な建物でした。DVDを見てからの質疑、つい私は「放射能を吸わないコメを教えてほしいとの思いがこみあげてきました」とキノコも山菜もおいしいものが食べられなくなってしまった福島の現状を語りました。私たちがどのような世の中に生きているのかをよくつかんで、地域からの発信をしていくことが大事だと思います。と発言しました。

Dsc00067