あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

山木屋の皆さんの切実な願い、思い、課題山積。時間が足りない懇談会

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 3月25日(水)川俣町農村広場の仮設住宅集会所でや山木屋から避難されている皆さんとの懇談会を行いました。あいにく湯治の温泉行と重なっていて、いる人が少ない日ということでしたが、山木屋地区自治会長さんはじめ多数の皆さんに参加いただき、時間が足りないぐらいでした。

  山木屋仮設は200棟の内199棟380人が入居しています。一人暮らしが53世帯、70歳以上の高齢者が200名です。娘さんや息子さんが遠くに避難しているため、一人暮らしの高齢者の生活も大変になっているとのことです。帰還したとしても高齢者が山間地域であちこちにぽつり、ぽつりで暮らしていけるのか不安があるとの意見も出されました。

 「山木屋に帰るという人が5割近くいます。戦中、戦後の厳しい時代を生きてきた方達が多数です。住居の確保を第一優先に、復興拠点をしっかり作ってほしい。」

 「田、畑に除染の袋があるうちは帰れない、帰るのは運びだされてからだ。」「7代、8代の先祖を投げてきて避難しているのだから、除染をしっかりやってほしい」「我々がこれほど痛めつけられて、家族がバラバラにされている。原発については党派を超えて、取り組んでほしい」「山木屋のタバコ栽培はどうなるのか。山木屋に帰るということは農業をやるということ。何をつくればいいのかなども考えていかなければ」「ますます、人口が減る一方になってしまうのでは」「国道114号線はじめ、道路整備を早期に進めてほしい」などたくさんの意見が出されました。山木屋に暮らしている時は広々としたところで農作業などで働いていた方が多く、もう丸4年になる4畳半一間の仮設暮らしはこたえる。仮設そのものも傷んできているし、住宅も何とかしてほしいなどの願いは切実です。若い人たちがふるさと山木屋に近い川俣で暮らせるように宅地の確保が出来ないかという具体的な要望も出されました。先の見通しが見えてこない生活の再建に向かって、東京電力、国のふくしま切り捨てをを許さず、粘り強く、健康に気を付けて一緒に頑張ろうとの思いを強くした懇談会でした。

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