8月23日(木)県議会政調会が開かれました。政調会は県議会を前に各会派へ県議会に提案される各部の概要について説明があり、議員との質疑が行われる場です。
今年は異常な猛暑続きで、熱中症で死亡する人が相次ぎました。県内でも学校の授業や行事の最中に熱中症で倒れる子どもたちが相次いでいます。愛知県の男子小学生が熱中症で亡くなり、安倍首相も「子どもたちの命と安全を守るのは私の責務だ」と発言し、菅官房長官は小中学校にエアコンが設置できていないところには早急に設置しなければならないと補助を検討する意向を示しました。
日本共産党県議団は8月9日に鈴木県教育長に緊急申し入れを行いました。県内の設置率は小中学校の普通教室で65.1%、特別教室で44.4%、特別支援学校では普通教室で49.7%、特別教室で43.2%です。部活動に使い、災害の避難所ともなる体育館についても西日本豪雨災害の避難所として「まるで蒸し風呂のよう」とエアコン設置が切実です。私は6月県議会で父母負担軽減の立場からPTA負担となっているエアコン設置問題を取り上げましたが、このような状況の下でも県教育長は「緊急にエアコン設置に取り組む」とは答えずに「検討する」と国の指示待ちの姿勢を示しました。情けない県の姿勢です。