あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

林業者や各市町村からも要望が多い、森林再生事業を強めよう!

 8月9日(金)森林・林業活性化推進福島県議会議員連盟の現地調査が行われました。

県南農林事務所所長から県南地方の農林業の概要について説明を受け、午前中は農事組合法人ひかり(平成30年7月設立)によるしいたけ施設を視察。午後からは東白川郡鮫川村で県が実施しているふくしま森林再生事業を調査しました。昼はJA東西しらかわファーマーズマーケット「みりょく満点物語」レストランで食事をしました。

 原発事故で放射能に汚染された森林除染をどう進めるのか、広大な面積を抱える中で間伐材の処理を行うなど森林再生事業を取り組むことによって、森林除染にもつながるとされてきました。市町村からの要望も強いとされる森林再生事業をもっと積極的に推進すべきと思いました。また、間伐材の利用など、循環型の森林再生に取り組むことで雇用にもつながるようなことを考えて行くことが必要ではないかと思います。

f:id:abe-yumiko:20190819135121j:plain

f:id:abe-yumiko:20190819135305j:plain

 

学校給食は安全第一に、国産小麦の使用を!食べて日本農業を守ろう

8月7日(水)福島県農民運動連合会の福島県知事への申し入れが行われました。

1.東京電力が中間指針を超える賠償に一切応じず、集団ADR和解案拒否・打ち切りを続けている。被害者の一刻も早い救済のため、原子力災害賠償紛争審査会に対し、県は直ちに中間指針の見直しを求めること。を筆頭に、原発事故関連6項目、農業振興関連4項目、エネルギー関連4項目の申し入れを行いました。

 東京電力が賠償を拒否しているのはなぜなのか、その理由も説明していない状況や米の全袋検査の委託料が未払いになっている現状などが語られました。

 日本の食料自給率が38%からさらに37%に落ち込んだ重大事態、世界の流れは家族農業を支援する流れになっている。持続可能な社会をつくっていくために、大規模化重視から家族農業支援を強める必要があること。学校給食こそ、安全第一で神経毒になるようなものは使わせない、国産小麦を使うべきでは。日本一子どもを産み、育てやすい福島県を目指す福島県でこそ誇りある施策を実施してほしいなど語られました。f:id:abe-yumiko:20190807163934j:plain

f:id:abe-yumiko:20190807164033j:plain

f:id:abe-yumiko:20190807164147j:plain

 

ヒロシマ・ナガサキの悲劇を繰り返させるな!被爆国日本が核兵器禁止条約制定を

 74年前の8月6日、午前8時15分、世界で初めて原子爆弾が広島に投下されました。9日は長崎に投下され、瞬時にしてヒロシマナガサキも壊滅され、その年の末までにヒロシマで14万人、ナガサキで7万人が命を落としました。被爆者はその筆舌に尽くしがたい体験を人々に伝え、核兵器が人類と共存できないことを訴え続けてきました。

 「ノーモアヒロシマナガサキ」「再び被爆者をつくるな」の声は世界を動かし、2017年、7月7日、歴史上はじめて核兵器を法的に禁止する条約をつくり出しました。

 核兵器禁止条約は、着実に参加国が増え、今70か国が調印、23か国が批准しています。しかし、なさけないことに、世界で唯一の被爆国である日本がアメリカの「核の傘」にしがみついて禁止条約に反対しています。

 今年も北海道礼文島を出発した国民平和大行進が「核兵器のない平和な社会」を訴えて行進しました。被爆者の声に耳を傾け、核兵器のない非核平和の日本にするために力を合わせましょう。

f:id:abeyumiko:20190806200354j:plain

 

北海道胆振東部地震の被害のすさまじい現状を視察し、突然襲来する自然の驚異からどう命を守るか?

 7月23日(火)~25日(木)、県議会土木常任委員会の県外視察が行われました。

 胆振東部地震対応、支笏湖公園自転車道線整備、千歳川治水事業、明治32年以来開港100周年を迎えた小樽港の港湾整備、国管理ダムで全国初の嵩上げを行っている新桂沢ダムのダム再生事業を視察しました。

 胆振東部地震の大規模な斜面崩壊で、河道が閉塞、山が350メーター移動するという自然の力のすさまじさ、車で走っても走っても続く、6000か所以上の斜面崩壊の規模の大きさにただただ驚くばかり、42人の犠牲者が出ましたが、このような突然襲われる災害対策をどうすればいいのか考えさせられます。どなたかの書で「危険なところに住まないこと」というのを読み、なるほどと同感しましたが、現実問題になると色々な角度からの検討が必要と思います。川の決壊や土砂災害を避けるための対策。危険が予想されるところの建築許可の規制や人間社会に求められている温暖化対策など、必要なことがいろいろ浮かんできます。戦争や原発事故など「人災」に真剣に向き合うことなど、思いは際限なく広がります。職員の方に「胆振東部の災害の大きさに驚きました」と感想を述べたら、「東日本大震災はもっとすごかった。石巻に行きました」との返答が帰ってきました。改めて、わが、福島県に起きた、大震災、原発事故を思い知らされました。

 

f:id:abe-yumiko:20190729091111j:plain

f:id:abeyumiko:20190729191818j:plain