あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

大橋さおり新県議、堂々の初質問

 12月18日(水)大橋さおり新県議が福島県議会一般質問で初登壇。伊達市伊達郡の皆さんや福島からも約70人が傍聴に駆けつけ、初質問を見守りました。登壇して、まず、水を飲み、傍聴の皆さんからは、それが大したものだと評判になりました。もちろん、中身です。台風19号の被害の実態を踏まえ、避難所の改善、塩野川の河川整備や宅地被害や農地被害の対応について、具体的に対応を求める質問で、議場でのヤジも出ず、時間いっぱいを使った質問でした。避難所の食事についても朝はパン2個、昼はおにぎり2個、夜は弁当という現場の実態から、温かい汁ものなどを提供するよう改善を求め、知事の答弁を求めました。内堀知事は「温かいみそ汁を提供するなど良好な環境への配慮を感じている」と答弁しました。大橋さおり県議は再質問で「知事がおっしゃっているのはインスタントみそ汁のことですよね」と返し、災害救助法では一定の条件はあるものの、炊き出しをするための予算はもちろん、その際のスタッフや調理室の確保まで認められていることを示しながら、県として避難者の立場に立って役割を果たすことを求めました。翌日の「毎日新聞」では大橋県議の初質問について、写真も入れて紹介しました。

県議会選挙が終わったら、孫たちに会いに沖縄へ

 11月29日(金)羽田空港から沖縄に向かう飛行機に乗り、空の上にいました。県議会選挙が終わったら、気になっていた孫に会いに行こうと思っていました。私の席の斜め向かいにジャーナリストの伊藤千尋さんが乗っていて、音楽を聴きながら、パソコンで文章を書いていました。富士国際旅行社が創立55周年記念イベントを那覇市琉球新報ホールで行うので、ついでに参加できるようにそれに合わせて沖縄行きを決めました。

 第一部は軍隊を捨てた国、コスタリカのロベルト・サモラ弁護士の講演会です。

 世界で軍隊を持たない憲法を持っている国は日本とコスタリカです。2004年8月、「反核医師・医学者の会コスタリカツアー」に夫婦で同行する機会がありました。

 そのコスタリカアメリカのイラク戦争を支持した時に、「憲法に違反する」と当時大学3年生であったサモラさんが大統領を憲法違反と訴える「憲法訴訟」を起こし、勝訴しました。コスタリカイラク戦争支持を撤回しました。サモラさんはその時の思いなどを語り、最後に、国と国が敵をつくらず、仲良くしていくことが平和を築く道だと語りました。すごく「まとも」だと感じました。今の日本の政治は首相自らが平気でうそをつくなどがあまりにもまともでないことと比べると、安倍政権を変えなければならないとの思いが一層強くなります。

 第二部は私が大フアンのニュースペーパーの中心だった松本ヒロさんのお笑いライブ、笑いと涙の一人芝居、最後の「憲法9条」で締めくくり、最高の舞台でした。

 特別ゲストの伊藤千尋さん、映画「ザ・おもいやり」のリラン・バクレー監督の話など平和を考えるツアー参加でした。

本宮市・郡山市の台風被害調査、避難所・避難者支援の改善等課題山積

 11月18日(月)福島県議団が台風19号に被害の状況を団としても共有して把握しようと本宮市郡山市の現状を調査しました。避難所で避難している方の話や被害を受けた方々の話を伺い、改善点が見えてきました。

 避難所で避難されている方たちの話を伺いました。「床上5センチの差で支援が受けられないのは納得いかない」「アパートが浸水して大家から退去を迫られているが、罹災証明がまだ出ないため、借り上げ住宅の申し込みができない」などの実情が出されました。温かい食事はまだ提供されてなく、国の通達が現場で生かされていない現状でした。朝はパン、昼はおにぎり、夜は弁当で毎日1か月同じパンでは飽きてしまうとの声も聞かれました。

 被災した事業者からは「事業再開に数千万円かかると見積もられていて、早期にグループ補助金が使えるようにしてほしい」との強い要望が出されました。最後に国土交通省河川国道事務所長から台風19号の災害の状況について説明を受けました。

 

大橋さおり新県議へバトンタッチ、これまでご支援いただいた皆様に心から御礼を申し上げます。

 1995年の初当選以来、4期16年、定数削減で2期8年空白がありましたが、多くの皆さんの支えで県議としての任期を務めることができました。心から御礼を申し上げます。

 私の場合は日本共産党の県委員会で女性部長として勤務していた38歳の時に村田参議院議員の死去による補欠選挙に立候補してから10年間、国政の候補者活動を経て県議会へ送っていただきました。紅一点で最初の仕事が県庁内のトイレの男女別化でした。福祉・教育・医療、暮らしの分野はいずれも全国最下位クラスの福島県で不要不急の大型開発よりも県民の暮らし最優先の県政をの立場から子どもの医療費無料や30人学級の実現などに取り組み、福島空港の滑走路や小名浜港の人工島の問題、首都機能移転の問題点等を指摘してきました。

 原発問題については事故が起きる前から、日本共産党県議団は、その危険性について一貫して取り上げてきましたが、悔しいことに東日本大震災原発事故となってしまいました。さらに今度の台風19号で甚大な被害を受け、政治を住民の命と暮らしを守ることを最優先に変えなければと痛感しています。

 私は息子の中学からの不登校と向き合ってきました。また、私の兄弟は全員統合失調症を発症し、頑張ってきた私の母も92歳で限界です。私はこれからは障がいと引きこもりの問題に取り組んでいこうと思っています。

 今度の選挙で28歳の若い、女性県議、大橋さおりさんにバトンタッチができました。さおりさんの活動を支え、伊達市伊達郡の革新の力をさらに強く、大きくしていく決意です。私に倍するご支援をお願いして、これまでお寄せいただきました大きな、温かいご支援への御礼といたします。ありがとうございました。

 

福島県議会議員選挙、日本共産党5人当選で交渉会派確保、川俣町町議会選挙は石河ルイさん当選、遠藤宗弘さん惜敗ーいのち、暮らし守る政治実現に新たな決意

 11月10日(日)投票で行われた福島県議会選挙で、日本共産党は5人の交渉会派を確保しました。伊達市伊達郡区大橋さおりさんは無競争当選、福島市(定数8)の宮本しづえさんは得票11,167票、2位当選、郡山市(定数10)の神山悦子さんは得票9761票、3位当選、いわき市(定数10)の宮川えみ子さんは8,882票、6位当選、吉田英策さんは7,395票10位当選で2議席確保しました。会津若松市(定数4)の古川芳憲さん、須賀川市岩瀬郡(定数3)の丸本由美子さんは前線検討しましたが一歩及ばず、次点でした。

 自民党が攻勢をかけ、公明党は元衆議院議員郡山市からいわき市の吉田さんのそばに移住させて立候補するなど日本共産党落としの布陣が敷かれた大激戦の選挙戦を勝ち抜いて5人の交渉会派を維持することができました。

  川俣町町議会選挙は石河ルイさんが夫の清さんの議席を引き継ぎ、446票9位で当選し、遠藤宗弘さんは324票13位で次点となりました。台風19号の被害がかってなく甚大な中で戦われた選挙でした。それぞれの候補者の皆さんは災害対応の先頭に立って、現場の声を聴き、県や町の要望を行いながら、いのちと暮らしを守る災害に強いまちづくりを訴えて奮闘しました。ご支援いただいた皆さんに御礼を申し上げます。

 公約実現に皆さんの願いを届けて頑張ります。