原発事故によって放射能汚染となった福島県の農産物の安全確認は放射性物質の検査・測定です。福島県は主要な農産物コメの全袋検査を平成24年度から実施してきました。測っているからこそ、安全であることに胸を張れます。いわぶち友参議院議員とJA福島中央会に伺った時も「全袋検査があるから扱ってもらえる。期限を決めずに継続してほしい」と要望されました。
7月31日(月)に行われた福島県農民運動連合会の玄米全袋検査継続の申し入れに対して県は「これまで毎年、継続を要望してきたが、全量全袋検査を今後も継続すべきかどうかについて、フラットな立場で関係者の意見を聞く協議会を開始した」と答弁しました。しかも、協議会は非公開です。27日に行われた岩手・宮城・福島三県代表の政府交渉では農林水産省担当者が「検査の継続は風評被害につながる」と答弁し、抗議の声が相次ぎ、検査継続については県の判断を尊重すると回答しました。
「県は米の安全・安心を確保してきた全袋検査の取り組みに確信をもって継続する立場にしっかり立ってほしい」「協議会は公開とし、議事録も公開を」その他、東京電力川村新会長の「原子力なしではこの語やっていけないことを示すのが大事」などの問題発言への抗議など原発被害関連8項目、県内農業振興6項目の要望を行いました。