6月7日(木)日本共産党福島県議団が福島第一原発現地視察を行いました。福島県庁から国道114号線を川俣町とんやの里を通り、通行可能となった浪江町津島を通り、浪江町から南下して楢葉町の東電旧エネルギー館で全体説明を受けました。114号線浪江の津島を通過するときの放射線量は車内で3.99μシーベルトでした。6号国道から原発に向かう道路は9.9μシーベルトで測定値を超えてしまい、測定不能でした。周りは木々に覆われた人が住んでいない家、柳の木が生え、草や木が生い茂る田畑、故郷はゴーストタウンになってしまいました。不気味な姿です。
原発構内では昨年と比べ、白いタイベックを着なくてもよくなり、防護装備が簡単になりました。タイミングよく、月1回、2.5日かけて行うという1号機のがれき撤去の飛散抑制作業を目の前で見ることができました。汚染染料が高く、人が近寄れないのでオペレーターが行う無人の作業ですが、これから3年かかるとのことです。使用済み燃料の撤去はそのあとでなければできません。事故原発廃炉は気が遠くなす作業です。
この現実を見れば、原発再稼働などあり得ません。国の第5次エネルギー計画は相変わらず、20%から22%を原発に頼るもので容認できません。
第一原発1号炉、鉄塔は排気塔です。
10月の県知事選挙と同時に行われる県議会選挙、伊達市伊達郡区に立候補する大橋さおりさんと。さおりさんは来年の県議会選挙でわたしとバトンタッチです。