10月18日、怒りの年金者一揆行動が繰り広げられました。10時半からは県知事への要請行動が行われ、要望書に対する県の回答が伝えられました。参加者から切実な現場からの訴えが述べられました。いわきの方は「私たちの組合の仲間も原発に行って働いている。給与も第7次、8次の下請けになるとピンハネされて、日当7500円にされてしまっている。原発労働者がいなければ、これからの作業は成り立たない。労働条件をしっかり確保してほしい。」相馬の方は「病気で診療を受けるには4時起きして受付をしてくる。病気の内容によっては地元では見てもらえず、福島や仙台に行かなければならない。常磐線は不通になったままで陸の孤島のようなもの。私はしこりが見つかって福島医大に行くようにと言われている。復興公営住宅についても、数も足りない、スピードも遅い。」
「精神的賠償を会津や県南を地域で差別するのはおかしい。福島県民どこにいても、これからの子どもたちの心配は同じ。自主避難をしている人たちも、県内にとどまっている人たちも子どもたちの将来に不安を持っているのは皆同じ。いま、福島県民が置かれている命の状況を見れば、県民のいのちを守るために、東電や国に対してもっと、しっかりいうべきことを主張してほしい。頑張ってもらいたい。」
「ある大臣が原発事故で誰も死んでいないなどと発言をした時に、県は抗議に行ったのか。怒りをもって、行かなければならないではないか」など、県は県民の立場に立って、東京電力、国にしっかり立ち向かってほしいとの思いがあふれる要請行動でした。