午前中に開かれた特別分科会は医療生協わたり病院医師の斉藤紀先生が講師を務めた第一分科会に出席しました。原発事故から5年8か月が経過して、今、どのような状況にあり、なにが必要なのか、よく整理されていて、大変わかりやすく、戦いの展望が見えるものでした。①賠償問題、完全賠償を勝ち取ることを目指す。②徹底した除染闘争、再建、③、廃炉闘争、石棺を許さず、デブリの取り出し、汚染水安全処理の三位一体の戦いと再稼働をさせない戦いが重要であることが胸に落ちました。
福島市のアドバイザーが講演で放射能のリスクは全くありませんと語ったけれどどうなのかとの質問に「リスクはあるから、防護するというのが防護学です。安斎育郎さんが言っている放射能はあなどらず、過度に恐れず、理性的にが大切ではないでしょうか」との話に納得です。
原発事故以来県民は分断政策の元で傷つき、闘ってきました。浪江町馬場町長が特別報告を行い、飯館村渡辺とみこさん、南相馬市小高区渡部チイ子さん、川内村・村議会議員志田篤さん、福島県商工団体連合会副会長田勢元喜さん、福島農民連のみなさん、原発被害者訴訟原告団全国連絡会のみなさん、福島市・桜保育園前園長の斉藤美智子さんが発言。日本共産党参議院議員岩渕友さん、民進党増子輝彦さん(代理)、原発をなくす新潟県連絡会事務局長小市信さんが連帯挨拶をしました。
浪江町馬場町長は「原発再稼働はあり得ません。原発を失くしていきましょう」と呼びかけました。みんなで頑張りましょう。
フィナーレ、紙飛行機を会場へ飛ばしています。