3月20日(火)福島県議会最終日となりました。知事提出議案についての討論を神山団長が行いました。
◆原発事故への対応について
この間、安倍政権は福島の現状を横目に、次々と県発の再稼働に踏み出しています。関西電力は、高浜原発3,4号機に続いて、大飯原発3号機を再稼働させ、5月には大飯原発4号機も再稼働させる方針です。九州電力も今月中に玄海原発3号機を5月には同4号機を再稼働させようとしています。内堀知事は全国の原発が次々と再稼働されても一言も発言していません。東京電力の川村会長が「福島第二原発の再稼働」を示唆する発言を行い、経団連の榊原会長が、「原発は必要」「感情と経済は分けて考えなければならない」などと、県民を愚弄する発言に対しても抗議すらしない。
これで原発全基廃炉を求める「オール福島」の県民を代表する知事と言えるでしょうか。
*福島県民は原発事故という未曽有の困難に直面していますが、福島県民の不幸は、この苦しみ、困難の原因を止めることができず、取り払うことができずに困難の延長線上に置かれていることであります。使用済み燃料の処理もできない原発はやめるしかありません。この福島からこそ、原発ゼロを発信し続けなければなりません。
◆復興の在り方が問われます。