あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

第40回憲法を考えるつどい、知らなかった「日本の入管と移民、難民問題」

 5月3日、福島市民会館で第40回憲法を考える集いが開かれ、「日本の入管と、移民、難民問題ー入管制度に翻弄される子ども達」と題して織田旭さんが講演しました。

 日本における難民問題については知らなかったことばかりで、改めて、日本政府は先進国として難民問題に積極的な役割を果たしてほしいと強く思いました。

 特に最近では、シリアやアフガニスタンから命からがら逃れてくるひとや自国での差別や迫害から逃れてくるなど難民の数が世界中で5千万人を超えるといわれ、国際社会が一致して取り組む緊急の課題とされています。多くの難民が欧州諸国に押し寄せ、ドイツでは難民申請者の87%、イギリスでは91%以上認定し、受け入れています。しかし日本は難民認定が極端に少なく、2016年10901人の申請に対して認定が28人にとどまっているように世界平均が27%に対して日本はわずか0.2%に過ぎません。それだけではなく、長期収容と収容者の処遇の面でも問題が多く、病死や自殺者が出ていて、ハンガーストライキなどの抗議行動や入国管理政策の是正を求める署名が行われています。国連人権機関からも「人権侵害」と是正勧告が出ています。

 観光客からの金もうけよりも困っている人に手を差し伸べる国、憲法に掲げている基本的人権を尊重する国をすべてに貫ける国であってほしいと思う「憲法記念日」でした。

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