ほこりをかぶった古い本しか置いていなかった学校図書館が、専任の司書が配置され、”人がいる図書館”になったことで生徒たちが生きる力、こころ豊かに成長していく姿が見えます。とても感動的な感想文がいっぱいです。
「私は高校に入り、たくさんの本を読みました。そしてつらい時や苦しい時に勇気づけられました。これからもいろいろな感動に出会いたいと思います。(K)
「図書館を利用して、命の大切さ、恋愛、友情、家族愛、、、をたくさん学びました。図書館は私に強さや優しさをくれました。
「私が本を読んだのは支所にすすめられたのがきっかけです。これがなかったら私はほんの魅惑に気づいてなかったと思います。」等です。学校図書館に専任の司書を配置することがどんなに大事なことかが伝わってきます。しかし、福島県は県立高校の専任の図書館司書配置を見ても、後退を続けています。退職された方の後任採用をしない、本来ならば12学級数以上の学校には配置しなければならないとされているのに、配置されない学校が10校になっています。震災で子どもたちの心のケアが必要な時だからこそ、重視してほしい。今後とも求めていきます。