4月7日(金)に開かれた復興フォ-ラムは”神戸から福島へ:学びのネットワークという挑戦”という課題で、一般社団法人ふくしま学びのネットワーク理事・事務局長の前川直哉さんが話をしました。大変興味深い話でした。前川さん自身が阪神淡路大震災の時に神戸の灘高校3年生、大学を卒業して灘高校の教師として赴任した時に東日本大震災に遭遇し、灘高校「東北訪問合宿」に取り組みました。その主な目的は1)被災地域を実際に自分で歩き、自分の目で見て、多くの方のお話を聞く 2)活躍する「カッコいい大人」たちの姿を見る。カッコイイ大人として紹介された坪倉医師、フランスで事例発表を行っているところに日本から電話で「今、福島県では医師も足りず、大変なことになっている。日本に帰ったらぜひ支援に入ってほしいとの要請に「はい、わかりました」とすぐに答えてくれた医師。「私はそのような時にこそ役立つように学んできた。」との言葉はなるほどすごいと感動です。
私たちは「なぜ学ぶのか」「課題解決のための学び」について考え、灘高校の教師を辞めて、福島に移り住み、前川さんが挑戦している「ふくしま学びのネットワーク」、教育の重要性になるほどとうなづき、自ら実践に踏み出す生き方に感動しました。日本史の教師として見ている東北の扱いについても大変興味がわきました。