あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

自然と田畑を汚し、生活の糧を奪った

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~ 東電は全面的に償い、賠償せよ! ~

 東京電力本社(東京都千代田区)前に、「安全な農地を返せ!」「原発事故は人災」などと大きく書かれたムシロ旗や「農作物被害を補償せよ!」などのプラカードが林立し、農民や支援者約400人がぎっしりと並びました。乳牛をつれ、出荷停止になったほうれん草やキャベツ、原乳も持ち込まれました。

 4月26日の東京電力への抗議・賠償請求行動・農水省交渉(主催全国食健連・農民連)福島県からはバス三台で参加しました。避難先から駆けつけた方たちも多数いました。葛尾村の佐久間さんは「親父が開拓に入って60年、築き上げてきたものが一瞬にしてすべてなくなった。130頭の牛を飼ってきた。息子も帰ってきて、借金してやりはじめたばかり。どうやって生活すればいいのか。」と訴え、息子さんは「戻ってきたら牛は無残に死んでいた。伝染病の心配もある。賠償をせよ。隔離施設の対策を示せ」と迫りました。

 原乳の出荷停止で毎日乳を縛り捨てている酪農家。風評被害で出荷できない野菜農家。まったく収入がない。「自殺者も出ている。東電は全面的に賠償を!」「仮払いになぜそんなに時間がかかるのか」「原発被害は犯人と原因は明らかなのに、一ヶ月半たっても農業の賠償金の具体化が何も出てこない。仮払いがないと生きていけないと言う声に政府はすぐに応えよ!」「現場の実態を知らないのか!」次々とあがる怒りの声。

 しかし東電も国も「政府の原子力賠償紛争審査会の決定をまって賠償を行なう」の回答ばかり。参加者みんなで確認しました今回の行動は第一歩。今生きぬくための、未来につなぐための活動。

“生きぬくぞ!”

 それにしても参院議員会館で行なわれた補償要求決起集会に来て挨拶をしてくれたのは日本共産党の志位委員長だけでした。主催者は全党に案内を出したそうです。